岸壁の前の、透きとおった浅い海。海底に藻が茂っている

Help it take hold

付ける:海藻・微生物が根付く表面(藻場・海藻・畑の土・緑化)

付けないための表面の処理は、固定する成分を変えれば、生き物が付きやすい表面にもなります。海ではアマモ場などの藻場の再生に、陸では畑の土づくりに、この使い方を広げています。緑化や、海の構造物に藻場をつくる使い方も考えています。

用途ごとのページ

  • 処理したロープに根を張ったアマモ

    アマモ場

    アマモ場の再生:処理したロープに、根を張る

    防汚と同じ表面の処理を、反対の向きに使います。処理したロープにアマモが根を張れるようにして、アマモ場の再生をめざす取り組みです。呉市の倉橋島で、2023年12月から実証を続けています。

    • 段階:検証中、 アマモ場の再生

      処理したロープにアマモが根を張れるようにして、アマモ場の再生をめざす取り組みです。

    • 段階:構想、 七尾湾(能登)の藻場再生

      能登の七尾湾で、地元の漁業者と藻場を再生する構想です。

    アマモ場のページを見る
  • とうもろこしの畑と、そばに立つ子どもたち

    もみ殻の土壌改良

    もみ殻の土壌改良:表面を変えて、土を育てる資材に

    もみ殻を、畑の土を育てる資材に変えます。処理したもみ殻からつくった土壌改良材で、広島県内で二十日大根の発芽と成長が早まることを確かめました。広島県竹原市の農園でも使われています。

    もみ殻の土壌改良のページを見る

海藻が付いて育つ基盤(処理したロープ・コード)

ロープやコードの表面を親水化し、たんぱく質やイオンを固定して、海中を漂う胞子や幼生が自然に付いて育つ場所をつくる使い方です。黒田特任教授の科研費の研究で確かめられています。

技術の由来:黒田の研究

技術監修の黒田特任教授が研究代表を務めた、科研費 22K04725 の公開報告の結果です。当社の試験とは分けて載せています。

  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究)

    技術監修の黒田特任教授が研究代表を務めた科研費 22K04725 の公開報告では、たんぱく質やイオンを表面に固定したビニロンのロープを海に入れ、目で見て調べたところ、藻類や貝類が自然に付いて育つ量が大きく増えていました。海藻の生えていない海に入れた、たんぱく質を固定したコードでは、周りに藻類が見られないなか、コードにだけ藻類が育ちました。

    出典:科研費 22K04725 の公開報告(KAKEN)

関連する用途

「海藻が付いて育つ基盤(処理したロープ・コード)」について相談する
干潟の飛び石。表面に緑の藻が付いている
宮島

海苔・海藻の養殖網

海苔などの養殖網のロープにたんぱく質を固定して、海を漂う海苔の胞子が自然に付いて育つようにする使い方です。根拠は、海苔網に使うロープで試した、黒田特任教授と寺門教授の研究の結果です。

技術の由来:黒田の研究

技術監修の黒田特任教授が研究代表を務めた、科研費 22K04725 の公開報告の結果です。当社の試験とは分けて載せています。

  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究)

    科研費 22K04725(研究代表:黒田健介 特任教授、研究分担:寺門修 教授)の公開報告では、海苔網に使う直径2mmのビニロンロープにたんぱく質を固定して50cm四方の枠に張り、海で試した結果、処理をしないロープの2倍程度の海苔の収量が確認されています。

    出典:科研費 22K04725 の公開報告(KAKEN)

関連する用途

「海苔・海藻の養殖網」について相談する
沖に浮かぶ養殖の筏

磯焼けした海の回復

海藻がなくなった海(磯焼け)に、海藻が付きやすい場所を用意する構想です。

  • 段階:構想、

    磯焼け(海藻がなくなった海)で、海藻が付きやすい場所を海の中に用意して、藻場の回復を助けることを考えています。

関連する用途

「磯焼けした海の回復」について相談する
潮の引いた、石の多い海岸
呉

海の構造物に藻場をつくる

洋上風力の基礎や防波堤・護岸など、海の構造物に藻場をつくる構想です。

  • 段階:構想、

    洋上風力の基礎や防波堤・護岸などの海の構造物、干潟に、藻場をつくる部材や表面の処理を取り入れることを考えています。

関連する用途

「海の構造物に藻場をつくる」について相談する
干潟に並ぶ黒い杭と、まわりの石に付いた緑の藻
宮島

スマート漁具による栄養塩の供給

瀬戸内海で海の栄養が減っている問題に、漁具から栄養塩を出して応える構想です。

  • 段階:構想、

    瀬戸内海の貧栄養化(海の栄養が減っていること)への対策として、表面を処理した漁具から栄養塩を調整しながら出す仕組みと、その規格づくりを考えています。この考えは、政策提言としてまとめました。

関連する用途

「スマート漁具による栄養塩の供給」について相談する
海沿いの集落と、沖に並ぶ筏

緑化(のり面・鉄道林・山林など)

のり面や鉄道林などの緑化に、表面の処理を使う構想です。

  • 段階:構想、

    鉄道林やのり面、道路・港湾・空港、土砂災害のあとの山林、砂漠などの緑化に向けて、今ある緑化の基盤材の表面を処理し、地域の植物の種や水分・微生物は定着しやすく、いらない草は生えにくくすることを考えています。ラボでの比較、屋外の小さな区画、現場での試験の順に、1年かけて確かめる進め方も考えています。

関連する用途

「緑化(のり面・鉄道林・山林など)」について相談する
海辺の松林
能登

ほかのページにある、関係する用途

段階の見方

段階:実証済み、
海や畑で結果を確かめ、その記録がある
段階:検証中、
試験・試作・開発を進めているもの
段階:構想、
計画している段階のもの(展示品・試作品で形にしたものを含む)

海・畑・のり面など、場所と、何を根付かせたいかを聞かせてください。

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