About

人も海も笑顔で
あり続ける世界を。

広島県呉市倉橋島を拠点に、海と人間の共存を実現するDeepTechです。

Story

牡蠣農家のおじさんの
一言が、すべての始まりだった。

今井は福祉の世界にいた。農山漁村の人手不足と福祉の人材をつなげないかと考え、牡蠣の養殖業者を訪ね歩いた。そこで見たのは、牡蠣の籠についたフジツボをグラインダーで削る光景だった。

「フジツボがつかないようにできないか」と聞いたら「無理よ、牡蠣だけつくなんてできるかよ」と笑われた。でもよく話を聞くと、フジツボが成長中の牡蠣に付着すると4割以上が斃死する——場所によっては9割。つかないだけで生産性がまるで変わると知った。

調べていくと、船・養殖・発電所・海中インフラ、世界中の海の仕事をする人々が等しくフジツボに困っていた。さらにその根っこには「海のデータがほぼ存在しない」という問題があった。経産省・JETROの起業家プログラム「始動 Next Innovator」で出会った樗木と、2021年6月に会社を立ち上げた。

創業後は国内外の採択プログラムを経ながら技術を磨き、広島・呉を拠点に実証を重ねた。2022年には福岡市のシリコンバレー研修・五反田バレー・JETRO・広島県HGUIと複数の育成プログラムに採択。2025年5月には創業期から拠点としてきた呉サポートコアを卒業し、倉橋町のマリンクラフト風の子第2工場へ開発機能を移転した。

"フジツボを詳らかにすることは、海を詳らかにすることだ"
— CEO 今井道夫
Company Overview
会社名 株式会社シーテックヒロシマ
英文名 SeatecHIROSHIMA Ltd.
設立 2021年6月
所在地 広島県呉市倉橋町2174-9
代表取締役 樗木 勇人
取締役 今井 道夫 / 守 雅彦
事業概要 ハード・ソフトウェア開発、事業コンサルティング
Philosophy

稼ぐより、続ける。

フジツボを敵と呼ばない
フジツボは海の浄化者だ。人間の構造物が彼らの領域に踏み込んだだけ。共存の設計こそが、持続可能な答えになる。
正しい翻訳家であること
研究者の言葉と漁師の言葉は違う。技術の正しさを現場に届けるには、双方の言語を操れる翻訳家が必要だ。
地方から世界へ
大都市にはビジネスがある。地方にこそ、社会課題がある。広島・呉という名前が現場の人たちとの信頼の橋渡しになる。
持続可能な自分たちであること
持続可能な海のために、まず私たちが持続可能でなければならない。ジョギングのように、一歩ずつ。
Team

科学とビジネスの両輪を回すチーム。

大企業でのDeepTech事業開発・連続起業・海事専門性・材料科学——異なる専門領域を持つメンバーが、「海を詳らかにする」という一点で集まっている。現場課題を見つける目と、技術に変換する力と、海事規制をくぐる知識が、このチームに揃っている。

Traction

設立から4年。
外部評価が積み上がっている。

国・自治体・民間・国際——異なるセクターからの採択と受賞が、技術と事業の両面での信頼性を示している。

2022
Gov / Global
JETRO SCAP Global Preparationコース 採択
内閣府・経産省・JETROが連携するスタートアップ海外展開支援プログラム。Plug and Play Japan受託。全国50社の1社として選出。
2022
Gov / Global
Hiroshima Global Unicorn Incubator Advanced Program 採択
JETRO広島・広島県・CIC Tokyo主催。全採択13社のうち海外渡航対象となる最上位枠「Advanced Program」3社に選出。米国ボストン渡航研修あり。
2022–23
Gov
HIROSHIMA UNICORN 10 STARTUP ACCELERATION 採択
広島県主催。広島からユニコーン10社創出を目標とするアクセラレーションプログラム。VC向けピッチ・Demo Dayに登壇。
2023
Award
スタ★アトピッチJapan 第5回 決勝大会進出
日本経済新聞社主催。全国7ブロック予選を勝ち抜いた決勝ファイナリスト7社の1社として登壇。
2024
Award
MITANI Business Contest 2024 2冠
三谷産業グループ主催。81件応募・8社ファイナリストの選考でDEFTA Partners賞・ビジネスエンジニアリング賞を受賞。
2023
Award
X-Tech Innovation 2023 九州地区 3冠
地方銀行5行共催のビジネスコンテスト。審査員特別賞・スターフライヤー賞・EY新日本監査法人賞のトリプル受賞。航空業界(燃費・流体)・監査法人(ESG)・審査員それぞれの視点から同時評価された。
2025
National R&D
呉市・広島大学 COI-NEXT 海洋・海事分野共同研究プロジェクト 採択
文部科学省・JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」広島大学拠点の研究テーマとして採択(66件応募・6件採択)。衛星×AI×IoTによるカキ筏の見える化。アイネット・マリンクラフト風の子と4者共同。
2025
Award
SIH国際ビジネスコンテスト2025 グランプリ
一般社団法人SDGs Innovation HUB主催の国際ビジネスコンテスト。Science Lab.部門 第1位(グランプリ)。「フジツボの防着・除去システムの開発」で最高賞を受賞。
2025
Award
リバネス マリンテックグランプリ 2025 ファイナリスト
研究開発型スタートアップの技術シーズを評価するリバネス主催のグランプリ。技術の科学的妥当性と社会実装可能性がアカデミアの視点から認定された。