船底・養殖筏・発電所の冷却設備・海中インフラ——あらゆる海の現場でフジツボが問題になっていた。さらにその根底には「海のデータがほぼ存在しない」という問題があった。フジツボを解くことは、海全体を見える化する入口だった。
フジツボは甲殻類の仲間であり、海の浄化者だ。ダーウィンが8年間研究した生き物でもある。問題は生き物にあるのではなく、共存の設計ができていないことにある。
だから私たちの答えは、自然を変えることではなく、材料の表面を変えることだった。同じ技術が付着を抑制するにも促進するにも使える——その表裏が、まったく異なる社会課題を解く。
医科歯科・レアアース分野からの技術転用。圧力・プラズマ・電気化学など複合アプローチで素材表面を改質する。特許第5963133号 他。
毒物ゼロの二重皮膜処理で防着6ヶ月。ROVキャビテーションジェットで塗膜を傷つけずにフジツボだけを除去。衛星×IoTによる養殖筏衝突防止DXも開発中。
付着促進側に転じた表面処理がアマモの根の活着を助けるバイオコードを開発。函館・広島・有明の3海域で実証済み。テレビ新広島「ひろしま海の森プロジェクト」に参画。
改質籾殻(Nano-Husk)が微生物定着の足場になる。光合成細菌・放線菌・納豆菌の3種同時定着は世界初。土づくり期間75%短縮。
海で働く人のほとんどは個人事業主だ。漁師の平均年収は200万円程度、平均年齢は60近い。イノベーションのマーケットから外れた場所に、本当の課題が積み上がっている。
私たちは技術者である前に、研究者の言葉と漁師の言葉を繋ぐ「正しい翻訳家」でありたいと思っている。広島・呉を拠点に、ジョギングのように一歩ずつ。
人も海も笑顔であり続ける世界を— SeatecHIROSHIMA
呉市倉橋島のフィールドも、表面改質技術も、ここにある。あとは、あなたの課題だけ。海洋・農業・インフラ領域の共同研究・実証実験・コンサルティングのご相談を受け付けています。