海から引き上げた、生き物の付いた試験板

Technology

付くか、付かないか。素材の表面で変えられる。

フジツボも藻も、まず素材の表面に取りつきます。だから私たちは、表面そのものに手を入れます。素材の表面を処理して、海の生き物を付きにくくしたり、付きやすくしたりする。これが表面改質です。

汚れにくい表面ができるまで

  1. プラズマで、素材の表面を処理する。

  2. 処理した表面に、フッ素系の防汚成分を固定する。

  3. 貝や藻が取りつきにくい表面になる。

銅や銀などの殺生物剤は使いません。

処理した真鍮のプロペラ。油性インクを塗っても、水中で指でこすると、するりと落ちます。

出発点は、歯科インプラントの研究。

この技術の元は、黒田健介(ナゴヤサーフェステクノロジー 代表、名古屋大学 未来社会創造機構 特任教授)が2003年から続けてきた、歯科インプラントの表面処理の研究です。その研究を、金属の腐食対策へ、そして海と農業へと広げてきました。黒田特任教授は、個人として技術を監修しています。

レシピは明かさず、性能を届ける。

私たちの強みは、処理の条件(レシピ)のノウハウです。レシピは営業秘密として守り、お客様には、処理によって得られる性能をライセンスします。

付いてしまった汚れは、水中で落とす。

防汚とあわせて、水中で汚れを落とす装置(ROV)の試作機も開発しています。操縦者が映像を見ながら遠隔で動かし、船体に付いた汚れを落とします。

付きやすくする使い方も。

同じ考え方で、生き物が付きやすい表面もつくれます。藻場の再生では、処理したロープにアマモが根を張れるようにしています。もみ殻を、畑の土を良くする資材に変える研究もしています。

藻場の実証を見る
処理したロープに根を張ったアマモ

まずはプロペラなど、汚れやすい部品から試してみませんか。

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