呉で実証に使っている筏

Uses

どこに使えるか、どこまで確かめたか。

表面処理の技術と、海のデータ。いま公開している用途を一か所に並べ、それぞれに段階(実証済み・検証中・構想)を付けました。

  • 段階:実証済み、 4件
  • 段階:検証中、 7件
  • 段階:構想、 39件

「進め方」と、黒田特任教授の研究の結果だけによる用途は数えていません。

  • 段階:実証済み、 船のプロペラ(真鍮)

    真鍮のプロペラの表面に、フッ素系の防汚成分を固定して、貝や藻を付きにくくします。

  • 段階:実証済み、 ガラス(水中の窓・カメラなど)

    水中の窓やカメラなど、海の中で使うガラスの表面を処理して、汚れを付きにくくする使い方です。

  • 段階:検証中、 ロープ

    漁業や養殖などで使うロープの表面を処理して、貝や海藻を付きにくくする使い方です。

  • 段階:構想、 船底・船体・舵

    船底や船体、舵など、船の水に浸かる部分への使い方です。

  • 段階:構想、 海外航路の船

    海外航路の船に付いて、海を越えて運ばれてしまう生き物を減らす使い方です。

  • 段階:構想、 カキ筏・カキ籠・陸上養殖のフィルター

    カキ筏やカキ籠などの養殖の道具と、陸上養殖のフィルターへの使い方です。カキ筏のフジツボは、当社の出発点になった課題です。処理するのは道具で、カキそのものではありません。

  • 段階:構想、 取水口・冷却ライン

    船の取水口や配管、発電所や工場の取水設備など、海水を取り込む設備への使い方です。

  • 段階:構想、 海の設備・インフラ

    洋上風力の設備や海中ケーブル、桟橋など、船のほかの海の設備への使い方です。

  • 段階:構想、 塗料との組み合わせ

    付着を抑える処理を、今ある塗料と組み合わせる使い方です。

  • 段階:検証中、 共同研究・実証

    大学・研究機関・企業・自治体と、海での試験を一緒に設計して進めます。

  • 段階:検証中、 広島大学 COI-NEXT 拠点への参画

    広島大学の JST COI-NEXT「海洋リモートセンシング技術を核とした海洋文化都市共創拠点」への参画です(2025年10月から)。

  • 段階:構想、 加工・部品での試験

    技術者が装置を持って出向き、お持ちの部品や資材を処理する形の構想です。まずは部品で試したい、というご相談も受け付けています。

  • 段階:構想、 技術ライセンス

    量産や施工を担うメーカーや施工会社に、処理によって得られる性能をライセンスする形の構想です。

  • 段階:構想、 もみ殻の処理装置のライセンス

    もみ殻を処理する装置を、装置メーカーにつくって動かしてもらう形の構想です。

  • 段階:構想、 処理した資材(藻場の再生用)

    藻場の再生に使う、表面を処理したロープなどの資材を販売する構想です。

  • 段階:構想、 ブルーカーボン・クレジット

    再生した藻場の吸収量を、クレジットにする構想です。

  • 素材や困りごとの相談(受託研究、技術コンサルティング)

    お持ちの素材(金属・セラミックス・ポリマー)に表面の処理を試すところから、使う形の設計まで、一緒に考えます。「特定の微生物を定着させたい」といった付ける側のご相談や、まだ解けていない海の困りごとの整理も受け付けています。初回のご相談は無料です。

  • お問い合わせの受け方

    付けない、はがす、付ける、海のデータ、海の外への応用のどの用途のことも、加工・ライセンス・共同研究などの進め方のことも、投資や取材のことも、お問い合わせのページで受け付けています。素材や場所が決まっていなくてもかまいません。写真は、返信のあとにメールでお送りください。

海に浮かべて1年たった、処理したピンクの浮き玉。留めたロープには海藻が茂っている

黒田特任教授の研究の結果で確かめられている用途

技術監修の黒田特任教授が研究代表を務めた、科研費 22K04725 の結果で確かめられている用途です。用途の数には入れていません。

  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究) 付けない

    浮き玉・ブイ

    漁業や養殖で使う浮き玉やブイの表面を処理して、貝や海藻を付きにくくする使い方です。根拠は、黒田特任教授の研究で海に浮かべて試した浮き玉の結果です。

  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究) 付けない

    漁網・養殖網

    漁網や養殖網の表面を処理して、貝や海藻を付きにくくする使い方です。根拠は、海苔網に使うロープで試した、黒田特任教授と寺門教授の研究の結果です。

  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究) 付ける

    海藻が付いて育つ基盤(処理したロープ・コード)

    ロープやコードの表面を親水化し、たんぱく質やイオンを固定して、海中を漂う胞子や幼生が自然に付いて育つ場所をつくる使い方です。黒田特任教授の科研費の研究で確かめられています。

  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究) 付ける

    海苔・海藻の養殖網

    海苔などの養殖網のロープにたんぱく質を固定して、海を漂う海苔の胞子が自然に付いて育つようにする使い方です。根拠は、海苔網に使うロープで試した、黒田特任教授と寺門教授の研究の結果です。

フジツボの接写

技術の由来(黒田特任教授の研究)

技術監修の黒田特任教授が研究代表を務めた、科研費 22K04725 の結果です。用途の数には入れていません。

「技術」のページで見る
  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究) ロープと浮きの海洋試験(科研費 22K04725)

    技術監修の黒田特任教授が研究代表を務めた研究で、処理したロープと浮きを海に入れ、生き物の付き方を確かめた試験です。

  • 段階:実証済み、 科研費(黒田の研究) 銀・銅・亜鉛イオンや貴金属を使う防汚(試して、使わなかった方法)

    技術監修の黒田特任教授の研究(科研費 22K04725)で試され、採らなかった方法です。

  • 歯科インプラントの表面処理の研究から

    この技術の元は、黒田健介(ナゴヤサーフェステクノロジー 代表、名古屋大学 未来社会創造機構 特任教授)が2003年から続けてきた、歯科インプラントの表面処理の研究です。その研究を、金属の腐食対策へ、そして海と農業へと広げてきました。技術は黒田が個人として監修しています。

  • 処理の仕組み:表面を整え、目的の成分を固定する

    素材の表面をプラズマや電気化学の処理で整え、ごく細かな足場をつくります。付けたくないものには、歯科治療にも使われるフッ素系の成分を固定します。付けたいものには、栄養塩や有用な菌など、根付きや定着を助ける成分を固定します。銅や銀などの殺生物剤は使いません。

  • 科研費 22K04725:付く・付かないの両方を海で試した研究

    技術監修の黒田特任教授が研究代表を務めた科研費 22K04725 では、海の中で、生き物を付きにくくする処理と付きやすくする処理の両方を確かめました。研究の期間は2022〜2024年度で、研究分担は寺門修 教授です。

  • 「制御」の考え方(付ける・付けないを設計する)

    この技術の核は、付着の「制御」です。付けたくない所には付けず、付いてよい所には積極的に付けます。海のデータの事業(OceanMap)は、同じ考え方を海の情報に広げたもので、表面処理は使いません。

段階の見方

段階:実証済み、 4件
海や畑で結果を確かめ、その記録がある
段階:検証中、 7件
試験・試作・開発を進めているもの
段階:構想、 39件
計画している段階のもの(展示品・試作品で形にしたものを含む)

「進め方」と、黒田特任教授の研究の結果だけによる用途は数えていません。

付けたい・付けたくない、はがしたい、海のデータ。どの用途・事業のことでも、ご相談ください。

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